山梨県にある甲府市立舞鶴小学校のホームページです。

2月8日(木)の2校時に3年2組の教室で算数のアクティブ・ラーニングの算数の授業が行われました。
単元名「三角形を調べよう」
ねらい「三角形の作図の仕方を理解し、正三角形を作図することができる」

大型ディスプレイを使用しながら正三角形の特徴を確認しました。その後、本日の問題である「正三角形のかき方を考えよう」を提示しました。

既習事項である二等辺三角形の作図方法を振り返り、コンパスを使うと作図しやすいことを思い出し、本時のめあてである「コンパスを使った正三角形のかき方を考えよう」を確認しました。その後、自力解決として1辺が4cmの正三角形をノートに描きました。ここがこの授業のポイントの一つ目です。よく先生が黒板で正三角形の描き方を実演しながら一方的に説明する授業がありますが、既習事項を活用しながら自力解決させることが子どもたちの思考力や判断力を育むうえで大切なのです。

次に、自分の作図方法を隣の友だちに説明しました。これがこの授業の二つ目のポイントです。こうした2人組のコミュニケーション(ペアコミュニケーション)をさせることにより、全ての子どもにコミュニケーション力を育むことができるだけでなく、自分の考えを明確化させることができます。

ここで一辺が4㎝の正三角形の描き方を全体で確認したのですが、そのやり方を子どもに言葉で説明させ先生が実演していました。これがこの授業の三つ目のポイントです。私は次の3点においてこれもなかなか面白い方法だと思いました。
① 先生が一方的に説明するのではなく、子どもが主体となって説明し先生はその理解を助けるための補助をしていること(子どもが主体となった学習となっている)
② 作図方法を言葉だけで説明することにより子どもの表現力を育成することができること
③ 先生が解説しながら、全員が見えるように作図することでより共通理解を図ることができること
お陰で、正三角形の作図法についてほぼ全員がしっかりと共通理解を図ることができました。

さらに、ICTの活用としてよかったと思ったのが、デジタル教科書の作図の模範動画を全員で視聴し、より一層の共通理解を深めたことです。

次に、「①辺の長さが6cm、6cm、6cmの正三角形」と「②1辺の長さが5cmの正三角形」を描きました。特に、本時の最初に正三角形は3つの辺の長さが同じということを確認し「1辺の長さが〇cmの正三角形」という言い方を共通理解していたので、全員、ほとんど迷うことなく描くことができました。

 

先ほどと同じ方法で、①と②の三角形の作図について確認しました。

時間に余裕のある子どもへの発展問題として、「まわりの長さが9cmの正三角形を描きましょう」というティーチャーズ問題を出題しました。「まわりの長さが9cm=一辺の長さが3cm」がうまくつながらない子もいたのですが、自然発生的にお互いに教え合いながら解いていました。こういうことが大切だと思います。さらに、作図方法の確認では子どもが前に出て作図し、それを先生が支援するというスタイルでやっており、より子どもが主体の学習となっていました。

   

学習の最後に子どもたちに折り紙を配り、それを使用して二等辺三角形や正三角形を作らせていました。その際、大型ディスプレイとデジタル教科書を使いながらわかりやすく説明していました。さらに、出来上がったものが二等辺三角形や正三角形の性質をきちんと備えているかどうかを確認し、また、この作図方法でそうなった理由も考えさせました。実際に体験させ、その理由を考えさせるという学習は子どもたちの思考力を高めるうえでとても有効であることを感じました。

図形の作図という学習は、教師主導で行ってあとは訓練を繰り返すという学習になりがちなところがあるのですが、子どもたちに十分考えさせてコミュニケーションもさせ、しかも訓練も同時に何回も取り組み、さらに発展的な学習までしている相澤先生の授業と45分という決められた時間の中でそれを実現している3年2組の子どもたちに大きな拍手を送ります!!