2年生のページ 平成29年度

2年生のページ 6月30日(金)読み聞かせボランティアの読み聞かせが2年2組の教室で行われました

6月29日(木)の朝、学校応援団読み聞かせボランティアの小林さんに2年2組の教室で朝の読み聞かせをしていただきました。

  

1冊目は「はこちゃん」でした。

「葉子」という名前をからかわれて悲しくなった、はこちゃん。その名前に込められた思いを知り……。名前の由来から親子のきずなを感じる絵本。

葉っぱの葉と子で「葉子(はこ)」。なんて素敵な名前なんでしょう! でもね、みんなで自分の名前の意味について話をしている時に、はこちゃんはすぐに答えられなくて悲しくなってしまうのです。おまけに、そこに陽太くんがやって来てからかうのです。「やーい やーい 葉っぱの子!」はこちゃんは思わずひとり大好きな公園に駆け込んで泣いてしまいます。「そんなに へんな 名前かな。」そこではこちゃんに語りかけ、透き通るような声で歌ってくれたのは? はこちゃんを優しく包み込んでくれたのは?
美しい緑に囲まれて、すっかり元気になったはこちゃんは、家に帰ってお母さんに聞きましたよ。「わたしの なまえ、どうして『葉子』っていうの?」
一人にひとつ。その子だけの大切な宝物。それが「名前」です。でも、子どもたちはその「名前」をしっかりと受け入れるためには色々なことを思うものです。特にちょっと変わった名前だったり、からかわれやすい名前だったりするとね。はこちゃんのお母さんが教えてくれたお話の内容ときたら…読者のみんながうらやましくなっちゃうはず。「はこちゃん、なんていい名前もらったのでしょう!」ってね。
本当に瑞々しくて美しい絵本です。(EhonNaviより)

名前に込められたお父さんやお母さんの愛情が心に染みこんでくる素晴らしい絵本で、心温まる読み聞かせでした! 子どもたちもみんな、真剣に聞き入っていました!!

2冊目が「なわとびしましょ」です。

ペッタンペッタン、なわとびしましょ、おはいんなさい♪ まず最初はたけしくん。それからおじいさん、おばあさん、魚屋さんにうどんやさん、犬も、おばけも、宇宙人だって、みんな仲良くおはいんなさい! なわとびは、誰かがなわを踏むまで続きます…。

まだ上手く飛べない娘もなわとび大好き。みんなで仲良く飛ぶのは楽しそうだと思うらしく、見る目も真剣。
なわに入る人が途中から不思議な人たちになるから、楽しさ倍増。誰か入るたび「なんで??」と大喜びでした。しかも最後にひっかかるのがあの人だなんて・・・。(EhonNaviより)

楽しい絵本で、子どもたちが心から楽しんでいる様子は写真からもおわかりいただけると思います! そして、その楽しさを引き出す小林さんの読み聞かせは流石でした!!

 

3冊目は「ゆみちゃんとえんぴつさん」です。

<なくなってしまう物への愛着心を通して、物を大切にすることの意味を語りかける絵本>ゆみちゃんは、お母さんから一本の鉛筆をもらいました。その鉛筆は、おしゃべりができるのです。ゆみちゃんと鉛筆は、お友達になりました。ゆみちゃんが絵を描くと、鉛筆はうれしそうに紙の上をすべっていきます。でも、しだいに鉛筆は短くなっていきました。そこで、鉛筆がなくならないように、もう絵は描かないと決めたゆみちゃんでしたが…

「い、いたいなぁ。おー いたたたたた・・・・・。」ゆみちゃんが、お母さんのふでばこのチャックを開けて、中身を床にばらまいてしまった時です。「えっへん、ぼく えんぴつ」「ぼくをつかって、すきなえをかいてくれない?」お話ができる緑の鉛筆とお友だちになったゆみちゃん。早速、お母さんから鉛筆を譲り受けると、毎日毎日、鉛筆に楽しくお話をしながら、たくさんの絵を描きました。鉛筆の芯が丸くなったら、もちろん鉛筆を削らなければなりません。ゆみちゃんの絵が増えていくごとに鉛筆はどんどん小さくなっていきます。このまま使って小さくなってしまったら、「えんぴつさん」がなくなってしまう、幼いながらにそう感じたゆみちゃんは鉛筆を使わなくなってしまいます。泣きながらとまどうゆみちゃんに「えんぴつさん」とお母さんから素敵なプレゼントが待っていました。
世の中には私たちの日常を助けてくれるたくさんの道具がありますよね。その中でも、鉛筆は私たちが幼い頃に一番最初にお友だちになる道具かもしれません。使えば使うほど小さくなる鉛筆。鉛筆の芯は、身を削って文字となり絵となり子どもたちにたくさんの思い出を残してくれることでしょう。
絵本に登場するゆみちゃんのお母さんはものをとても大切にしています。その姿勢をみて育つゆみちゃんはきっとお母さんの真似をするはずです。代用品が安価であふれている今の世の中だからこそ、その姿勢を大人の私たちも見習いたいものですね。
小さくなった鉛筆たちが誇らしげに転がっているふでばこがたくさん増えてほしいなぁ。(EhonNaviより)

最初は楽しそうにしていた子どもたちも、絵本のクライマックスが近づくとみんな真剣な表情になりました。そして、最後の素敵な結末にみんなニッコリしていました! 大切なことを教えてくれる絵本で、そのことが心にストレートに伝わってくる読み聞かせでした!!

3冊の素敵な本を選び、心に染みこんでくる読み聞かせをしていただいた小林さんに心から感謝しております!!